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EV、自動運転。未来へようこそ


E-MOBILITY  |  September 2016  |  Photo: Volkswagen 

フォルクスワーゲンの「I.D.」がパリモーターショーでワールドプレミアを果たしました。

素晴らしい快適性、先進のインテリアデザイン、そして完全自動運転。まさに革新的な電気自動車の登場です。

ドライバーと「I.D.」のコミュニケーションはドアロックの解除からはじまります。ドライバーを顔認識し、趣味に合わせて音楽やアンビエントライトで迎えます。インテリアは「オープンスペース」と呼ばれる広々として使い勝手の良い空間。ステアリングのボタンを押せば、「I.D.パイロット」モードに切り替わり、完全自動運転へと引き継がれます。ドライバーは乗客に早変わりです。

„I.D.の開発において、私達は新たなフォルクスワーゲンを生み出すという貴重な機会を最大限に活かすことができました。“

Klaus Bischoff, チーフデザイナー

新しい世界の扉を開けるキー

 

みなさんが持っている自動車のキーは、もはや時代遅れの産物。そう、将来のキーはあなたのスマートフォンそのものなのです。未来のドライブはスマートフォンでロックを解除することから始まります。「I.D.」はスマホに紐づけてドライバーを認識します。あらかじめシートポジションを合わせ、お気に入りの曲をかけ、あなたの身近な人の連絡先の準備まで怠りません。

将来、フォルクスワーゲンを運転する人にはフォルクスワーゲンI.D.と呼ばれるパーソナル・プロファイルが作成される予定です。このデータによって、運転席に座る人をクルマが自動認識します。例えば家族であれば、ステアリングの前はお父さんなのか、その娘なのかなど。お父さんだったらお気に入りのブルースミュージックを、娘だったらヒップホップを、といった具合にクルマ自身がパーソナライズします。

運転するのか、してもらうのか。

フォルクスワーゲン初の自動運転モデル「I.D.」は、2025年より自分で運転するのか、自動運転に委ねるのか乗員が選択できるようになります。ステアリング中央のロゴを3秒間押すと、「I.D.パイロット」モードに切り替わり、自動運転が開始されます。

 

完全自動運転モード中のメリットは、ステアリングが格納されることで居室スペースが広がることと、そして有意義な時間の使い方が移動中にできる点です。

オープンスペースへようこそ

乗員全員、どこに座っても構いません。だからドライバーが仲間外れになることもありません。荷物が普段より多いときも大丈夫。状況に合わせてフレキシブルにシートアレンジが可能です。

 

その名前からも分かるように「オープンスペース」は開放的で風通しが良いデザイン。大きな窓とパノラマルーフにより、「I.D.」のインテリアはまるでリビングルーム。それに加え、自動運転モードならドライバーも会話に参加できます。

 

以前は、前席しか手が届かなかったインストゥルメントパネルが、「I.D.」の新しいドアパネルのおかげで、それぞれの乗員が操作できるようになりました。自分だけのライトやエアコンの設定、エンターテイメントのチョイスなど個人単位でおこなえます。これで長距離ドライブも飽きずに済みますね。

„私達にとって未来の車-移動スペースそのものが、これまで以上にコミュニケーションの場となることは明らかでした。I.D.のオープンスペースとは、そのような場所なのです。“

Klaus Bischoff, チーフデザイナー

未来を見据えて

これだけは言えます。たとえ「I.D.」が多くの分野で新基準を打ち立てたとしても、それはフォルクスワーゲンが考える自動車の未来像のほんの序章にしか過ぎません。

来たる電気自動車の社会で、アンバサダーの役割を果たすであろう「I.D.」。自動車の未来が好奇心で満ちあふれることを私たちは願ってやみません。