2.3.47.2, 2017-10-10 18:26:25
日常点検

日常点検

日常点検でもっとも注意したい、エンジンオイルレベル

日常点検でもっとも注意したい、エンジンオイルレベル

エンジンの血液ともいうべきオイルは、日常点検の中でもっとも注意したいアイテムです。エンジンを止めた直後は正しい量を知ることができません。止めて数分間は、まだオイルはエンジン内部を巡っている最中ですので、最低でも3分程度待ってから、レベルゲージを抜いてください。コツは、レベルゲージを一度抜いて、先端をウエスなどで拭ってから、もう一度差し込むことです。再度抜いた時に、正しいオイル量を確認することができます。

ゲージの先端部分には、アッパーレベルとロワーレベルが刻印されていますので、その範囲内にオイルが付着していればOKです。オイルの量が足りない場合には、正規フォルクスワーゲンディーラーで純正オイルを注ぎ足しましょう。

常にクリーンな視界を、ウインドーウォッシャー液

常にクリーンな視界を、ウインドーウォッシャー液

車の走行に直接影響するアイテムではありませんが、ウインドーウォッシャー液も、ドライブには重要な役割を果たします。雨の夜のドライブでは、油膜を除去してくれたり、前車が跳ね上げた泥水などをキレイに取り去ってくれるからです。ボンネットを開けると、ワイパーが窓を拭っている絵が描かれたキャップと、プラスチックのボトルがあります。半透明のボトルですから、中に入っている水色のウォッシャー液が確認できるでしょう。

もしもボトルを覗いて、このウォッシャー液が見えなければ、補充のタイミングだと思ってください。もちろん、そのボトルのさらに下にもウォッシャー液が入っていますので、すぐにカラになる心配はありません。

エンジンを正常に保つために、クーラント

エンジンを正常に保つために、クーラント

エンジンを冷やす機能をもっているラジエータ。その中には、クーラントと呼ばれる液体が入っており、走行中は忙しく駆け巡っています。冷やすといっても、実際には沸騰するくらいの高温です。ですから、走行後にラジエータキャップを不用意に開けてしまうと、中から蒸気とともにクーラントが吹き出してきます。クーラントの量をチェックする場合には、くれぐれもエンジンが冷えている状態であることを確認してください。

なお、キャップに描かれている本のマークは、「必ず取扱説明書をご覧ください」という意味です。クーラントが入っているボトルの外からでも量は確認できます。MAXのライン以下に赤色の液体(以前は緑色の液体でしたので、今でも緑色のクーラントが入っているモデルもあります)が見えれば、問題ありません。

バッテリー上がりを避けるために

バッテリー上がりを避けるために

エンジンをかける時にスターターモーターを回す電力は、すべてバッテリーがまかなっています。車を走らせるためには、とても重要なアイテムのひとつです。だからこそバッテリー上がりは避けたいもの。以前は、いつもよりもセルモーターの回転が遅いなと感じたり、エンジンの回転数が高い時はヘッドライトが明るいけれど、アイドリングの時には暗いといった予兆がありましたが、最近は突然上がってしまうこともあるので、こまめに確認をして下さい。

バッテリーは寒さや熱に弱いため、フォルクスワーゲンではカバーをかけており、少し確認しにくいかもしれません。バッテリー上部の小窓を覗いて、もし透明の場合には点検が必要です。なるべく早く、ディーラーにお持ち込みください。また、トラブルを未然に防ぐために、車検ごとの交換をお勧めします。

常に過酷な状況にさらされている、ワイパーブレード

常に過酷な状況にさらされている、ワイパーブレード

ワイパーブレードは、とても過酷な状況にさらされています。ゴム製品ですから紫外線や油などに弱いのですが、走行中はもちろん、屋根やカバーのない状態での保管状況では、常に劣化と戦っているといえるでしょう。最近、拭き残しが多くなってきた、動かすとビビリ音がする、などといった症状が出てきたら、交換するタイミングです。また、実際に手で触ってみて、拭き取り面が硬くなっている場合も、交換が必要です。そのためには、新品状態のゴムの硬さを知っておくとよいでしょう。定期交換部品に指定されてはいませんが、年に1回は点検することをお奨めします。

参考までに、拭き取り面の角度が、何らかの理由で変わってしまった場合にもビビリ音が発生することがあります。これは、ゴムの劣化とは無関係ですが、新品と交換しても音が消えない場合には、ディーラーへご相談ください。

車に乗り込む前に、タイヤを見るクセを、エアチェック

車に乗り込む前に、タイヤを見るクセを、エアチェック

タイヤは、車を構成する部品の中で、唯一道路と接触しています。ですから、もっとも注意をしてチェックしなければならないアイテムです。皆さんが簡単にチェックできるものとして、空気圧があります。これが適正でないと、乗り心地や燃費に影響することはもちろん、極端に空気圧が足りない場合には、高速走行中にバースト(破裂)という重大なトラブルも引き起こしかねません。

そこでチェックの方法ですが、まず適正なタイヤの状態を覚えておいてください。空気圧が少なくなると、タイヤは歪みます。車に乗り込む前に、タイヤを見るクセをつけておけば、事前に発見する可能性が高くなります。いつもよりタイヤが歪んでいるな、と感じたら、すぐに空気圧のチェックを受けてください。正確な数値を計る「エアゲージ」を、つねにグローブボックスに忍ばせておくのもよいでしょう。

ちなみに、各モデルの適正空気圧は、フューエルリッド(ガソリン吸入口カバー)の裏側に記してあります。季節の変わりめには空気圧も変化します。とくに秋から冬にかけてはご注意ください。

スリップサインの位置で残り溝をチェック

スリップサインの位置で残り溝をチェック

車検時には、何ミリ以上の残り溝があれば合格かご存知ですか?わずか1.6mmです。これだけあれば、「通常走行が可能なタイヤである」と認められることになるわけですが、雨の高速道路などでは、これでは危険です。

タイヤには、その残り溝を判断するスリップサインがあります。タイヤのサイドウォールを見ると、スリップサインの位置が刻印されています。その延長線上に、一段高くなった山が発見できると思います。この山と、タイヤ表面(トレッドと呼びます)が同じ高さになったら、すぐに交換してください、という目安です。しかし前述したように、1.6mmという残りミゾでは、いざという時には危険です。できれば、それよりも早い段階での交換をお奨めします。

交換の目安は購入から5年。製造から10年経過しているものは交換が必要です。また、残りミゾをチェックする際には、同時に、トレッド面にキズがないか、タイヤサイドに亀裂がないか、などもあわせて確認することを心がけていただきたいと思います。

タイヤ交換の手順

タイヤ交換の手順

できれば避けてとおりたいタイヤ交換ですが、長いカーライフでは、誰でも一度くらいは経験する時がやってきます。その場合には、まず車を傾斜のない平らな場所に駐めてください。できれば砂利の上なども避けて下さい。ギヤはパーキング(マニュアル車はローかリバース)に入れて、サイドブレーキをしっかりかけます。

ジャッキや工具は、トランク内に収められていますので、事前に確認しておくとよいでしょう(写真①)。まず、外したいタイヤのボルトをゆるめます。付属の専用工具でボルトカバーを外し(写真②)、盗難防止用に1本だけ装着されているロックボルトにアダプターを取り付けてから(写真③)、すべてのボルトをゆるめます。その後、ドアの下の部分(ロッカー部と呼びます)に付いているジャッキアップポイントに、付属のジャッキをかけ(写真④)、ジャッキアップ後(写真⑤)、ボルトを外します。

ちなみに、タイヤ装着後にボルトを締める時には、レンチの端を持って、体重をかけるように上から締めれば、ちょうどいいトルクがかかるように設計されています。もちろん装着後、ディーラーで点検すれば完璧です。

タイヤのローテーション

タイヤはゴムでできていますので、当然、走行距離に比例して摩耗していきます。しかし、4輪が均一に摩耗することはほとんどありません。一般的には、フロントタイヤのほうが減りやすいです。それは、エンジンという重量物をつねに支えているから、というのが理由のひとつです。さらに、ハンドルにより左右に向きを変え、路面との摩擦が多いためです。そのため、タイヤのローテーションが必要になります。

基本的には、右側の前輪と後輪、左側の前輪と後輪を、それぞれ交換します。ひと昔前は、右前輪と左後輪、左前輪と右後輪というように、十字に交換することを推奨されていましたが最近は、タイヤの回転方向が指定されているタイヤが多いことや、ラジアルタイヤの特性から、回転方向が変わることは好ましくないという判断から、同じ側の前後輪を交換するというのが、セオリーになっています。なおフォルクスワーゲンでは、5,000kmごとのタイヤローテーションをお勧めしています。