車検・点検の内容
ご購入いただいたお車は、適切なメンテナンスによって安全性が確保されます。
フォルクスワーゲンのメンテナンススケジュールはお車の性能を長く維持するための法定定期点検整備と、フォルクスワーゲン独自の点検であるメーカー指定点検を含んでいます。フォルクスワーゲン正規販売店では、豊富な知識、専用機器、信頼の純正部品で「最高のフォルクスワーゲン」を末永くお客様にお届けいたします。
道路運送車両法第48条に定められており、12ヶ月毎、24ヶ月毎に点検を受けることが義務付けられています。お車の予防整備を目的として法令で定められています。
法定定期点検とは別に走行距離と年数に応じた点検や部品交換を規定しているフォルクスワーゲンサービスをお受けいただくことで、お車を最高のコンディションに保ちます。
1年点検
エンジンルーム
(1) パワーステアリング
ベルトの緩み、損傷、オイルの量。漏れ、取付けの緩み
(2) 点火装置
スパークプラグの状態、点火時期、プラグコード・ハイテンションコードの状態
(3) 冷却装置
冷却水の量。漏れ、ベルトの緩み、損傷
(4) バッテリー、電気配線
ターミナル部の接続状態、電圧、放電
(5) 潤滑装置
オイル漏れ、オイル量
(6) エンジン
エアクリーナーエレメントの状態
足廻り・外廻り
(1) ブレーキディスク
ディスクとパッドのすき間、パッドの摩耗
(2) ブレーキマスターシリンダー、ディスク、キャリパー
液漏れ
(3) ホイール・タイヤ
タイヤの溝の深さ、異常な摩耗ボルト、ナットの緩み
インテリア
(1) パーキングブレーキ(ハンドブレーキ)レバー
引きしろ、効き具合
(2) ブレーキペダル
遊び、踏んだときの床板とのすき間、効き具合
(3) クラッチ
ペダルの遊び、切れたときの床板とのすき間
下廻り
(1) トランスミッション、トランスファ
オイル・フルードの漏れ、量
(2) プロペラシャフト・ドライブシャフト
連結部の緩み
(3) ブレーキホース・パイプ
液漏れ、損傷、取付け状態
(4) 熱害防止装置
遮熱板取付けの緩み、損傷
(5) エキゾーストパイプ・マフラー
取付けの緩み、損傷、腐食、排気ガスの状態
ロードテスト
- フットブレーキおよびパーキングブレーキの効き具合
- ステアリングの操作
- エアコンディショナーの機能・効き具合
- ギアシフト、キックダウンの点検
2年点検
エンジンルーム
(1) パワーステアリング
ベルトの緩み、損傷、オイルの量。漏れ、取付けの緩み
(2) 点火装置
スパークプラグの状態、点火時期、プラグコード・ハイテンションコードの状態
(3) 冷却装置
冷却水の量。漏れ、ベルトの緩み、損傷
(4) バッテリー、電気配線
ターミナル部の接続状態、電圧、放電
(5) 潤滑装置
オイル漏れ、オイル量
(6) 燃料装置
燃料切れ
(7) エンジン
エアクリーナーエレメントの状態
足廻り・外廻り
(1) ブレーキディスク
ディスクとパッドのすき間、パッドの摩耗
(2) ブレーキマスターシリンダー、ディスク、キャリパー
液漏れ
(3) ホイール・タイヤ
タイヤの溝の深さ、異常な摩耗ボルト、ナットの緩み
(4) 車体・フレーム
緩み、損傷
(5) ホイールアライメント
(6) ショックアブソーバー、サスペンション
取付け部の緩み、がた、損傷、オイル漏れ
(7) ステアリングギアボックス
取付け部の緩み
(8) ディファレンシャル
オイルの漏れ、量
(9) ステアリングロッド、アーム類
緩み、がた、損傷、ボールジョイントのダストブーツの亀裂、損傷
インテリア
(1) ハンドル
操作具合
(2) パーキングブレーキ(ハンドブレーキ)レバー
引きしろ、効き具合
(3) ブレーキペダル
遊び、踏んだときの床板とのすき間、効き具合
(4) クラッチ
ペダルの遊び、切れたときの床板とのすき間
下廻り
(1) トランスミッション、トランスファ
オイル・フルードの漏れ、量
(2) プロペラシャフト・ドライブシャフト
連結部の緩み
(3) ブレーキホース・パイプ
液漏れ、損傷、取付け状態
(4) 熱害防止装置
遮熱板取付けの緩み、損傷
(5) エキゾーストパイプ・マフラー
取付けの緩み、損傷、腐食、排気ガスの状態
ロードテスト
- フットブレーキおよびパーキングブレーキの効き具合
- ステアリングの操作
- エアコンディショナーの機能・効き具合
- ギアシフト、キックダウンの点検
フォルクスワーゲンサービスの詳細
オイル交換サービス
ロングライフサービス:メーターディスプレイ上に表示(最大2年 / 30,000kmの範囲)
固定サービス:1年または15,000km毎(いずれか早い方)
エンジンオイル | 交換、フィルターの交換 |
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サービスインターバルディスプレイ | リセット |
ブレーキシステム(フロント/リヤ) | パッド/ライニング厚さの点検、ディスク/ドラムの状態の点検 |
プレナムチャンパー | 清掃 |
高電圧構成部品(ハイブリッド車) |
|
交換、フィルターの交換
インスペクションサービス
初回2年または30,000km(いずれか早い方)、その後1年または30,000km毎(いずれか早い方)
※お客様の車種、使用状況によって異なる場合があります。
12Vバッテリー | 点検(バッテリーテスター VAS6161を使用) |
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フロントライト | スモールライト、ヘッドライトロー / ハイビーム、コーナーリングライト、フォグランプ、オートマチックヘッドライトの機能、方向指示灯、非常点滅灯の点検 |
リアライト | ブレーキライト(ハイマウントブレーキライト含む)、テールライト、後退等、リアフォグランプ、ナンバープレートライト、方向指示灯、非常点滅灯の点検 |
ヘッドライト | 光軸の点検 |
フォグランプ | 光軸の点検(装備車のみ) |
高電圧充電ソケット | 汚れおよび損傷の点検(ハイブリッド車のみ) |
エンジンおよびエンジンルーム部品(上方から) | 漏れおよび損傷の点検 |
エンジンおよびエンジンルーム部品(下方から) | トランスミッション、ファイナルドライブ、ドライブシャフトブーツの損傷および漏れの点検 |
クーリングシステム | クーラント濃度、冷却水量の点検・補充(ハイブリッド車は高電圧システム用クーリングシステムを含む) |
エンジンオイル | 量の点検 |
プレナムチャンパー | 清掃 |
ウィンドーウォッシャー、ヘッドライト、ウォッシャー、ワイパー |
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ホーン | 機能の点検 |
タイヤ | トレッド溝の深さ、状態、空気圧の点検(タイヤ空気圧モニタリングシステム、タイヤ空気圧警告灯装備車はシステムへの保存を含む) |
スペアタイヤ | トレッド溝の深さ、状態、空気圧の点検(装備車のみ) |
タイヤ修理キット | シーリング剤ボトルの使用期限、損傷、使用量の点検(装備車のみ) |
サービスインターバルディスプレイ | リセット |
ブレーキシステム(フロント/リヤ) |
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ロードテスト |
|
点検(バッテリーテスター VAS6161を使用)
追加インスペクションサービス
初回3年または60,000km(いずれか早い方)、その後2年または60,000km毎(いずれか早い方)
※お客様の車種、使用状況によって異なる場合があります。
エキゾーストシステム | 漏れ、損傷、取り付け状態の点検 |
---|---|
ボールジョイント、ホイールベアリング、スタビライザーマウント、コネクティングロッドブッシュ(フロント/リヤ) | 損傷の点検 |
ブレーキシステム | 漏れおよび損傷の点検 |
ショックアブソーバー | 漏れおよび損傷の点検 |
ボンネット | ボネットフックの注油 |
フロントウィンドー | 損傷の点検 |
インテリアライト、ラゲッジルームライト、グローブボックスライト、シガーライター/AC100V電源ソケット | 機能の点検 |
ボディ内/外装 | 損傷および腐食の点検 |
リブドベルト | 張り、状態の点検(ハイブリッド車を除く) |
コイルスプリング、バンプストップ(フロント/リヤ) | 損傷の点検 |
タイロッドエンド(フロント/リヤ) | 遊び、取り付け状態、ブーツの点検 |
ボディ下廻り | アンダーコーティング、アンダーボディカバー、プラグの損傷の点検、配線、パイプ類の損傷、取り付け状態の点検 |
コンバーチブルルーフ |
|
漏れ、損傷、取り付け状態の点検
追加作業
2年または30,000km毎(いずれか早い方)
- 【ダスト/ポーレンフィルター】エレメントの交換
60,000km毎
- 【DSG】DSGオイルの交換またはDSGオイルおよびフィルターの交換
初回3年または60,000km(いずれか早い方)、その後2年または60,000km毎(いずれか早い方)
- 【パノラマサンルーフ】機能の点検、ガイドレール・ウインドデフレクターの清掃および注油
4年または60,000km毎(いずれか早い方)
- 【エアクリーナー】ハウジングの清掃およびエレメントの交換
- 【スパークプラグ】交換およびイグニッションコイルの注油
6年または90,000km毎(いずれか早い方)
- 【エアクリーナー】ハウジングの清掃およびエレメントの交換(上記以外の車両)
- 【スパークプラグ】交換およびイグニッションコイルの注油(上記以外の車両)
初回24,000km、その後30,000km毎
- 【カムシャフトドライブ用ツーストベルト】点検
- 【クーラントポンプドライブ用ツーストベルト】点検
初回3年、その後2年毎
- 【ブレーキおよびクラッチシステム】ブレーキ液の交換
3年毎
- 【Haldexカップリング】オイルの交換(4MOTIONのみ)
日常点検
日常点検。それは、お客様ご自身で行うお車のコンディションチェック。
お車を運転する前にぜひ実施していただきたい点検が日常点検です。
ご自身で簡単に行える点検ですが、気になることがあれば、お気軽に正規ディーラーにご相談ください。
バッテリー
バッテリーは消耗パーツです
エンジンを始動するときや、走行時の電源供給に必要不可欠なバッテリー。消耗パーツですので、安心・安全にご使用いただく為に、ドライブ前の目視チェックをお願いします。チェックポイントは、ケーブルの端子部分に緩みや腐食が無いかの確認と、バッテリー上部にあるインジケーターで状態の確認をします。端子に緩みや腐食が発生していたり、インジケーターの色が黄色になっている場合は早めにディーラーでの点検をお勧めいたします。(Golfの場合)
*バッテリーの機種や構造上、インジケーターが見えない場合(または未装着)や、インジケーターの色が違う場合があります。
エンジンオイル
必要不可欠な点検
エンジンの血液ともいうべきエンジンオイル。始動する前のエンジンが冷えた状態で点検してください。点検の手順は、以下の通りです。
エンジンルーム内にあるレベルゲージを抜く→先端をウエスなどできれいに拭く→レベルゲージを差し込み、再度抜いて付着しているオイル位置で確認
※オイルの量が少ない場合は、正規ディーラーで点検の上、補充をお願いいたします。
冷却水
エンジンの温度を正常に保つために
エンジンを適温に保ち、凍結防止や錆の発生を抑える役割を持っている冷却水。エンジンが冷えた状態のときに赤色(または緑色)の水が入ったタンクを外側から確認します。冷却水タンクに示されているminのライン以下になっている場合は、正規ディーラーで点検してください。
蓋をあける際は、くれぐれもエンジンが冷えている状態であることを確認し、暖まっている時は蓋を開けないでください。中から蒸気とともにクーラントが吹き出す場合があります。
ウインドーウォッシャー液
クリーンな視界のために
油膜を除去したり、前車が跳ね上げた泥水などをキレイに取り去ってくれるウインドーウォッシャー液。ワイパーが描かれたキャップの付いた半透明のプラスチックのタンクに入っており、タンクの外側から水色のウォッシャー液が確認できます。
タンクを覗いて、ウォッシャー液が見えなければ、補充のタイミングです。
ワイパーブレード
雨の日の視界のために
雨の日の運転になくてはならないワイパーブレード。ゴム製品のため紫外線や油などに弱く、消耗品となります。
もし、ガラス上にスジが残ったり、ビビリ音が出たら交換のタイミングです。年に1回は交換することをお奨めします。
タイヤの空気圧
ハガキ4枚分で車を支える
道路と接地しているタイヤ。この接地面積は1本のタイヤで約ハガキ1枚分の面積です。タイヤの空気圧を正しく調整することで燃費や乗り心地をベストな状態で維持します。
各車種ごとの適正空気圧は、ガソリン給油口カバーの裏側*に記してありますが、空気圧のチェックにはエアゲージが必要です。
季節の変わり目には空気圧も変化します。とくに秋から冬にかけては点検をお奨めします。
*車種によっては掲載の位置が異なります。
タイヤの残量
スリップサインによるチェック
タイヤの残り溝を判断するスリップサイン。タイヤの側面を見ると、スリップサインの位置が刻印*されています。その延長線上に、一段高くなった山と、タイヤ表面(トレッドと呼びます)が同じ高さになったら、交換が必要なサインです。トレッド面のキズや、タイヤサイドの亀裂などもあわせて点検してください。
ご不明な点がございましたら、お気軽に正規ディーラーへご相談ください。
*刻印の形状は、各タイヤメーカーによって異なります。
*実際の商品でのスリップサインの位置は三角マークの延長線上の位置から多少ずれる場合があります。
タイヤのパンク修理
緊急時に
フォルクスワーゲンの一部モデルには、スペアタイヤの代わりにタイヤ応急修理キットが標準装備されています。タイヤ応急修理キットには、パンクした箇所を穴埋めする修理剤(シーラント)など、一時的に走行するために必要なものが装備されています。