コンプライアンス
フォルクスワーゲングループジャパン株式会社(VGJ)のインテグリティとコンプライアンス
T4I – Together 4 Integrity
フォルクスワーゲングループは、インテグリティとコンプライアンスの模範となるという目標を達成するための中心的な役割として、グループ史上最大級の戦略的変容プログラムである「T4I –Together 4 Integrity –」を立ち上げました。これは、新しい文化を組織のDNAに埋め込むことを目的としたもので、ここVGJだけでなく、世界中で展開されています。図に示すように、T4I は、VGJ の最重要課題である、戦略、インテグリティ文化、説明責任、リスクマネジメント、質問・相談・報告できる環境、という5 つの対等な関係にある基本理念によって形成されており、VGJ において事業の不可欠な部分を形成しています。
フォルクスワーゲングループ行動規範
インテグリティー・コンプライアンスをもって行動することは、フォルクスワーゲングループの成功にとって極めて重要であり、VGJにおいても最重要事項です。法令や社内ルールの遵守はもちろんのこと、倫理的価値観を重視することは、フォルクスワーゲングループの重要な原則の一つです。
フォルクスワーゲングループ行動規範はグループ全体で制定されており、VGJ では日本語に翻訳されたものを使用しています。この行動規範は、ビジネスパートナー、職場、社会に対する当社の責任と同様に、善良で遵法的な行動に対する意識を強化するための主要なツールです。これは、部門や階層を問わず、VGJ で働くすべての人に尊重されるべきものであり、一人ひとりの振る舞いを確かなものにする上で重要な役割を果たしています。
ビジネスパートナーのための行動規範
フォルクスワーゲングループからのサステナビリティに関する要求事項であるビジネスパートナーのための行動規範は、Volkswagen Group The ONE.Group Business Platform (http://www.vwgroupsupply.com)よりご確認いただきますようお願いいたします(英語・ドイツ語のみ)
ビジネスパートナーのための行動規範(日本語参考訳; 2023年3月版; PDF; 1MB)
(常に最新版をご参照ください)
内部通報制度
フォルクスワーゲングループジャパン株式会社 は、法令や社内規程、行動規範、ビジネスパートナーのための行動規範に定められた諸原則を遵守することを最も優先しています。当社の成功は、インテグリティとコンプライアンスを基礎にしています。これらの基準を満たすためには、従業員またはサプライヤーの不正行為を潜在的な段階で察知し、阻止することが重要です。そのため当社は、独立した、中立的かつ秘密が守られる内部通報制度の運用を行うべく、これを中央調査室に委嘱しています。
内部通報制度の重要な柱は、手続的公正性の原則です。また、内部通報者、事案関係者、および報告された不正行為の調査に協力した従業員に対して、可能な限り最大限の保護を保証します。
これには、匿名の報告とコミュニケーションの機会を提供することも含まれます。当社は、匿名の内部通報者を積極的に特定することはしません。ただし、内部通報制度を悪用した者についてはこの限りではありません。フォルクスワーゲングループジャパン株式会社の内部通報者や調査に協力したいかなる人びとに対する報復も許しません。事案関係者は、違反が証明されるまで無実と推定されます。調査は極秘で実施されます。情報は、公正、迅速、かつ保護されたプロセスで処理されます。
報告はどのように処理されますか?
資質と経験を備えたメンバーにより構成される調査室は、フォルクスワーゲングループの従業員による潜在的な不正行為に関する報告をすべて審査し、体系的にフォローアップします。まず、内部通報者は受領確認を受け取ります。その後、調査室は、受領した報告を審査します。これには事実を収集することが含まれ、特に内部通報者からの情報収集が含まれます。この初期審査で違反を疑うことに十分根拠があることが示された場合に限り、専任の調査ユニットによる調査を開始します。その後、調査の結果は調査室で評価され、適切な措置が勧告されます。
ステータス*と手続きの結果に関する情報は、遅滞なく通報者に提供されます。
サプライヤーによる、ビジネスパートナーのための行動規範の潜在的な違反(直接・間接サプライヤーによる人権・環境に対する重大なリスクや侵害を含む)を、調査室に報告することもできますし、それ以外にも(法令違反などで)VGJの即時対応を必要とする事柄について報告をすることもできます。調査室は担当部門に通知し、担当部門はそれに応じて問題を処理します。これには特に、違反やリスクを最小化させる、または終わらせるために必要な措置を講じることが含まれます。* 処理時間は手続きの対象により異なります
フォルクスワーゲングループ苦情処理手続の手続原則に関する詳細は、こちらをご覧ください(英語)。
フォルクスワーゲングループジャパン株式会社の製品やサービスに関するご懸念やご意見はございますか?
フォルクスワーゲングループジャパン株式会社の新車・中古車、またはサービスに関するご意見や苦情はフォルクスワーゲンカスタマーセンターまでお問い合わせください。内部通報制度は、お客様の苦情を承ることができません。ご理解のほどお願い申し上げます。
内部通報制度への報告
内部通報制度は、従業員の潜在的な不正行為を報告するためのさまざまな窓口を提供しており、必要に応じて当社による迅速な検証と対応を可能にします。
24時間年中無休のホットライン
国際フリーダイヤル番号を使用して、365 日、24 時間報告することができます。
+800 444 46300*.
ご利用の電話会社がフリーダイヤルサービスをサポートしていない場合は、次の有料番号に電話することができます:+49 5361 946300。
•電話をかけている国によっては、一部の電話網プロバイダーがサービスをサポートしていないため、国際フリーダイヤルホットラインが利用できない可能性があります。その場合は、提供されている有料番号またはお住まいの国固有の番号を使用してください。
国 | フリーダイヤル番号 | 国内通話番号 |
---|---|---|
ブラジル | 0800-5912743 | 021-23911381 |
メキシコ | 001-800-4610242 | 0155-71000355 |
スロバキア共和国 | 0800-002576 | 02-33325602 |
米国 | 833-6571574 | 908-2198092 |
南アフリカ | 0800-994983 | 021-1003533 |
マレーシア | 1-800-819523 | 0154-600099 |
アルゼンチン | 0800-6662992 | 011-52528632 |
ドイツ | 0800 444 46300 | 05361-946300 |
フリーダイヤル番号
国内通話番号
オンラインレポートチャネル
Webベースの通信プラットフォームBKMSを使用すれば、様々な言語で調査室に連絡することができます。このシステムでは秘密が守られ、技術的に安全です。
レポートチャネルで希望する言語が提供されていない場合でも、任意の言語を使用してレポートを送信できます。また、任意の言語の電子メールまたは郵便で調査室に連絡することもできます。
オンブズパーソン
フォルクスワーゲンAGは、オンブズパーソンとして行動する外部弁護士を任命しています。オンブズパーソンは内部通報制度について助言したり、あるいは内部通報者が希望すれば、通報者からの報告を匿名で調査室に転送することもできます。
オンブズパーソンと連絡を取りたい場合は、以下のページから連絡先の詳細を見つけることができます: http://www.ombudsmen-of-volkswagen.com/
Eメール
調査室までご連絡ください。電子メール経由: io@volkswagen.de
郵送/対面
中央調査室
住所:
Central Investigation Office Box 171738436 Wolfsburg Germany
対面:
メールでの事前予約をお願いします:io@volkswagen.de
他に質問がありますか?
内部通報制度に関する質問や改善のご提案も、調査室にお送りください。
調査に関してインタビューを受けた場合、独立機関としてのオンブズパーソンにフィードバックすることができます。
環境ステートメント
フォルクスワーゲングループは、 持続可能なモビリティを提供する企業になること、環境に関するロールモデルとなることを目標に掲げています。
VGJはカーボンニュートラルに向け、自社の製品およびサービスの環境適合性を継続的に向上させるため、以下のような取り組みを行っております。
•グループ環境方針(グループガイドライン17) に基づき、自社製品とサービスのライフサイクルを通じての環境管理
•定期的関連法規、規定類の遵守状況を監視及び管理
•環境方針に関する社員教育を実施し、各個人における環境問題に取り組み
•ビジネスパートナーとともに、製品、サービス、建物の環境適合性の継続的な改善 (ビジネスパートナーのための行動規範)
フォルクスワーゲングループ「goTOzero」詳細については、以下のリンクをご参照ください。
フォルクスワーゲングループ、環境ビジョン「goTOzero」
リスク管理
VGJでは、リスクに対処するために、中央オペレーショナルリスクマネジメント体制を採用しています。リスクマネジメント構造を系統立てて設計するにあたって、いわゆる「3つのディフェンスライン」モデルに従って役割と職務を明確に分離しています。第1のディフェンスラインは業務執行部門によって形成されており、このディフェンスラインには、リスクの所有者(リスクオーナー)である管理者も含まれ、管理者は、リスク、対策、コントロールを運用管理することに単独で責任を負います。第2のディフェンスラインはガバナンス、リスク、コンプライアンス部門であり、アドバイザリー機能として、とりわけオペレーショナルリスクマネジメントの面で各部門をサポートします。第3のディフェンスラインはフォルクスワーゲンAGの内部監査部門が独立した立場で受け持ち、同部門は、組織的なオペレーショナルリスクマネジメント活動およびコントロール活動を監査することに責任を負います。
リスクおよびコンプライアンスに対するグループ共通マネジメントシステムによって、戦略的な業務上の企業目標を、リスクから最善の方法で保護することができます。企業経営においては、すべての意思決定が法律に準拠し、社内のルールや価値観に沿ったものであることが最も重要です。