倫理・リスク管理・コンプライアンス
フォルクスワーゲングループの倫理・リスク管理・コンプライアンス
インテグリティとコンプライアンス
明確なルール、明確な姿勢
私たちにとってインテグリティとは、その姿勢を示すことです。インテグリティは、経済的あるいは社会的な圧力に関係なく、自らの信念に基づいて正しいことを行うための内なる羅針盤として機能します。ガイダンスを示し、サポートを与えるべく、インテグリティは私たちのプロセスと意思決定にしっかりと根付いています。このようにして、私たちは責任を負い、姿勢を示します。これが私たちへの信頼を高め、投資家、お客様、従業員にとってさらに魅力的な存在となっているのです。
OUR CODE - 行動規範
明確なガイドライン&実用的なヘルプ:フォルクスワーゲングループジャパン株式会社(VGJ)において、私たちはOUR CODE(行動規範)を遵守します。VGJの行動規範は、フォルクスワーゲングループ版と同じ精神に基づき、日本向けに若干調整されています。
ビジネスパートナーのための行動規範
フォルクスワーゲングループからのサステナビリティに関する要求事項であるビジネスパートナーのための行動規範は、フォルクスワーゲンAGのサイトからご確認いただきますようお願いいたします(英語・ドイツ語のみ)
ビジネスパートナーのための行動規範(日本語参考訳; 2023年3月版; PDF; 1MB)
(常に最新版をご参照ください)
内部通報制度
フォルクスワーゲングループジャパン株式会社は、法令や社内規程、行動規範、ビジネスパートナーのための行動規範に定められた諸原則を遵守することを最も優先しています。当社の成功は、インテグリティとコンプライアンスを基礎にしています。これらの基準を満たすためには、従業員またはサプライヤーの不正行為を潜在的な段階で察知し、阻止することが重要です。そのため当社は、独立した、中立的かつ秘密が守られる内部通報制度の運用を行うべく、これを中央調査オフィスに委嘱しています。
内部通報制度の重要な柱は、手続的公正性の原則です。また、内部通報者、事案関係者、および報告された不正行為の調査に協力した従業員に対して、可能な限り最大限の保護を保証します。
これには、匿名の報告とコミュニケーションの機会を提供することも含まれます。当社は、匿名の内部通報者を積極的に特定することはしません。ただし、内部通報制度を悪用した者についてはこの限りではありません。フォルクスワーゲングループジャパン株式会社の内部通報者や調査に協力したいかなる人びとに対する報復も許しません。事案関係者は、違反が証明されるまで無実と推定されます。調査は極秘で実施されます。情報は、公正、迅速、かつ保護されたプロセスで処理されます。
報告はどのように処理されますか?
資質と経験を備えたメンバーにより構成される調査オフィスは、フォルクスワーゲングループの従業員による潜在的な不正行為に関する報告をすべて審査し、体系的にフォローアップします。まず、内部通報者は受領確認を受け取ります。その後、調査オフィスは、受領した報告を審査します。これには事実を収集することが含まれ、特に内部通報者からの情報収集が含まれます。この初期審査で違反を疑うことに十分根拠があることが示された場合に限り、専任の調査ユニットによる調査を開始します。その後、調査の結果は調査オフィスで評価され、適切な措置が勧告されます。
ステータス*と手続きの結果に関する情報は、遅滞なく通報者に提供されます。
サプライヤーによる、ビジネスパートナーのための行動規範の潜在的な違反(直接・間接サプライヤーによる人権・環境に対する重大なリスクや侵害を含む)を、調査オフィスに報告することもできますし、それ以外にも(法令違反などで)VGJの即時対応を必要とする事柄について報告をすることもできます。調査オフィスは担当部門に通知し、担当部門はそれに応じて問題を処理します。これには特に、違反やリスクを最小化させる、または終わらせるために必要な措置を講じることが含まれます。
* 処理時間は手続きの対象により異なります
フォルクスワーゲングループ苦情処理手続の手続原則に関する詳細は、こちらをご覧ください(英語)。
フォルクスワーゲングループジャパン株式会社の製品やサービスに関するご懸念やご意見はございますか?
フォルクスワーゲングループジャパン株式会社の新車・中古車、またはサービスに関するご意見や苦情はフォルクスワーゲンカスタマーセンターまでお問い合わせください。内部通報制度は、お客様の苦情を承ることができません。ご理解のほどお願い申し上げます。
内部通報窓口に通報する
内部通報制度は、従業員の潜在的な不正行為と、サプライチェーンにあるサプライヤーによるビジネスパートナーのための行動規範の潜在的違反を報告するためのさまざまな窓口を提供しており、必要に応じて当社による迅速な検証と対応を可能にしています。
24時間年中無休のホットライン
国際フリーダイヤル番号を使用して、365 日、24 時間報告することができます。
+800 444 46300*.
ご利用の電話会社がフリーダイヤルサービスをサポートしていない場合は、次の有料番号に電話することができます:+49 5361 946300。
•電話をかけている国によっては、一部の電話網プロバイダーがサービスをサポートしていないため、国際フリーダイヤルホットラインが利用できない可能性があります。その場合は、提供されている有料番号またはお住まいの国固有の番号を使用してください。
国 | フリーダイヤル番号 | 国内通話番号 |
---|---|---|
ブラジル | 0800-5912743 | 021-23911381 |
メキシコ | 001-800-4610242 | 0155-71000355 |
スロバキア共和国 | 0800-002576 | 02-33325602 |
米国 | 833-6571574 | 908-2198092 |
南アフリカ | 0800-994983 | 021-1003533 |
マレーシア | 1-800-819523 | 0154-600099 |
アルゼンチン | 0800-6662992 | 011-52528632 |
ドイツ | 0800 444 46300 | 05361-946300 |
フリーダイヤル番号
国内通話番号
オンラインレポートチャネル
Webベースの通信プラットフォームBKMSを使用すれば、様々な言語で中央調査オフィスに連絡することができます。このシステムでは秘密が守られ、技術的に安全です。
レポートチャネルで希望する言語が提供されていない場合でも、任意の言語を使用してレポートを送信できます。また、任意の言語の電子メールまたは郵便で調査オフィスに連絡することもできます。
オンブズパーソン
フォルクスワーゲンAGは、外部弁護士をオンブズパーソンとして任命しています。オンブズパーソンは内部通報制度について助言したり、あるいは内部通報者が希望すれば、通報者からの報告を匿名で調査オフィスに転送することもできます。
オンブズパーソンと連絡を取りたい場合は、以下のページから連絡先の詳細を見つけることができます。: http://www.ombudsmen-of-volkswagen.com/
Eメール
フォルクスワーゲンAG中央調査オフィスにメールを送ることもできます。 io@volkswagen.de
郵送/対面
中央調査オフィス
郵送先:
Volkswagen AG
Central Investigation Office
Mailbox 1717
Berliner Ring 2
38436 Wolfsburg
Germany
対面:
メールでの事前予約をお願いします。io@volkswagen.de
内部通報制度に関する質問や改善のご提案も、中央調査オフィスにお送りください。
調査に関してインタビューを受けた場合、独立機関としてのオンブズパーソンにフィードバックすることができます。
人権
人権の尊重はフォルクスワーゲングループにとって最も重要です。持続可能な経済活動は、倫理的に、インテグリティをもって行動することによってのみ可能であると確信しています。企業活動の枠組みの中で、私たちは人権に関する責任に全力で取り組んでいます。
Declaration on Social Rights(英語版)
社会憲章(日本語参考訳;PDF)
環境ステートメント
フォルクスワーゲングループは、 持続可能なモビリティを提供する企業になること、環境に関するロールモデルとなることを目標に掲げています。
VGJはカーボンニュートラルに向け、自社の製品およびサービスの環境適合性を継続的に向上させるため、以下のような取り組みを行っております。
•グループ環境方針(グループガイドライン17) に基づき、自社製品とサービスのライフサイクルを通じての環境管理
•定期的関連法規、規定類の遵守状況を監視及び管理
•環境方針に関する社員教育を実施し、各個人における環境問題に取り組み
•ビジネスパートナーとともに、製品、サービス、建物の環境適合性の継続的な改善 (ビジネスパートナーのための行動規範)
フォルクスワーゲングループ「goTOzero」詳細については、以下のリンクをご参照ください。
フォルクスワーゲングループ、環境ビジョン「goTOzero」
リスク管理
VGJでは、リスクに対処するために、中央オペレーショナルリスクマネジメント体制を採用しています。リスクマネジメント構造を系統立てて設計するにあたって、いわゆる「3つのディフェンスライン」モデルに従って役割と職務を明確に分離しています。第1のディフェンスラインは業務執行部門によって形成されており、このディフェンスラインには、リスクの所有者(リスクオーナー)である管理者も含まれ、管理者は、リスク、対策、コントロールを運用管理することに単独で責任を負います。第2のディフェンスラインはガバナンス、リスク、コンプライアンス部門であり、アドバイザリー機能として、とりわけオペレーショナルリスクマネジメントの面で各部門をサポートします。第3のディフェンスラインはフォルクスワーゲンAGの内部監査部門が独立した立場で受け持ち、同部門は、組織的なオペレーショナルリスクマネジメント活動およびコントロール活動を監査することに責任を負います。
リスクおよびコンプライアンスに対するグループ共通マネジメントシステムによって、戦略的な業務上の企業目標を、リスクから最善の方法で保護することができます。企業経営においては、すべての意思決定が法律に準拠し、社内のルールや価値観に沿ったものであることが最も重要です。